贈りものや景品でよく使われる、ギフト券で認知率92.3%を誇るQUOカードですが、2019年よりサービス開始された「QUOカードPay」はご存知ですか?どちらも「クオカード」という名前がつくので系列であることは想像できますが、 具体的には何が違うのか気になりますよね。
どちらが便利なの?どちらがお得なの?
「QUOカード(プリペイドカード)」と「QUOカードPay」を徹底比較いたします!
まず最初に
1.QUOカードとは?
株式会社クオカード提供の全国共通プリペイドカード型商品券。記念品や景品などとして受け取る機会がある方もおられるのではないでしょうか。
QUOカードの左下には0・5・10などの数字が印字されています。5は500円、10は1000円で、利用するごとにパンチの穴が0に近づいていきます。プリペイド式といっても「チャージ不可の使い切りタイプ」のため、0になればカードは使えません。
テレホンカードを使ったことがある方は想像していただきやすいのですがカードを使うと使用した証拠としてカードに穴が空いていきます。その穴の位置でおおまかな残高を知ることができていましたが、QUOカードはまさにテレホンカードと同じタイプのカード。
利用先も多く、35年の歴史があり今でも年間約5,000万枚の発行があります。
2.QUOカードPayとは?
いわゆるデジタル版のクオカード。スマホで使えるコード決済の一つです。
デジタルギフトカードなので、指定URLを開いたスマホの画面を提示すればすぐに使うことができます。面倒な情報登録一切なしで「もらう」「ひらく」「みせる」の3ステップで利用可能。
最大の違いは【磁気式のカード】か【デジタルコード】かということ。
次に細かい違いをみていきましょう!
2-1.使用できる支払い方法(贈答時)
クオカード | クオカードペイ | |
---|---|---|
クレジットカード ※1 |
◯※2 | ◯※2 |
銀行振り込み | ◯ | ◯ |
代金引換 | ◯ (オンラインのみ) |
× |
コンビニ払い | ◯ (オンラインのみ) |
× |
店頭払い | ◯ (店舗購入のみ) |
× |
※1 クレジットカード決済利用の場合1ヶ月の上限は50,000円まで
※2 VISA, JCB, Mastercard, American Expressのみ
2-2.使用時の利便性の違いは?
クオカード | クオカードペイ | |
---|---|---|
使い方 | レジでカードを出す | レジでスマホの画面を見せる |
残高確認 | 不明 | 1円単位までわかる |
使える店舗 | 全国約57,000店舗 | まだ少ない |
購入場所 | 加盟店・オンラインストア | ウェブのみ |
有効期限 | なし | 3年 |
QUOカードと、QUOカードペイでは使えるお店にかなりの違いがあります。
ただ、QUOカードペイは2019年に始まったばかりのサービスなので、これからどんどん使える店舗は増えていくでしょう!
★クオカードペイだけの便利技
複数のギフトカードをもらった場合はアプリをインストールすることで合算の上、期限が早いものから使用できます。
2-3.どちらがお得に買えるの?
【QUOカード】
10,000円分で10,180円分使える
〈+180円〉
【QUOカードPay】
10,000円購入時〈6%の手数料〉がかかる
※金額に関わらず手数料が発生します。
3.まとめ
QUOカード
▼メリット
- 子供から高齢者まで使える
- 使える店舗数が多い
- 有効期限がないので、古いものも使える
- 10,000円のものを購入すると10,180円分使えるため、自分用にも。
- 残高があるのにもかかわらず、何らかの不具合でカードが使えない場合は「再発行」も可能
▼デメリット
- 複数枚のQUOカードを合算することはできない
- 残高がわからない
- 無くす可能性がある
QUOカードPay
▼メリット
- デジタルコードなのでかさばらない
- レジでスマホを見せるだけで使える
- 残高が1円単位でわかる
- QUOカードPayアプリを使えば複数のQUOカードペイを合算できる
- 会員登録や本人確認などが不要で、すぐ使える
▼デメリット
- 使えるお店がまだ少ない
- URLを削除してしまうと使えない
- 有効期限がある(3年)
- 金額に関わらず、発行手数料が6%かかるため自分用には不向き
- それぞれ独立したサービスで、利用できる店舗が異なるため合算ができない
使い方が簡単で便利なことが最大のメリット。
現代はキャッシュレス化が進み、現金や財布を持ち歩かない人も増えてきました。
そんな時でも、QUOカードペイならスマホがあればOKなので、現在のニーズには合っているのかもしれません。
QUOカードPayはQUOカードのデジタル版という位置づけですが、実際はそれぞれが独立したサービスで互換性がないのが特徴です。利用できる店舗が異なるため、支払い前にカードとPayのどちらに対応しているかを確認する必要があります。