QUOカード・QUOカードPayについてまとまった情報をお求めの方、必見です。
景品やギフトとしても触れる機会の多いQUOカード・QUOカードPay。
「そもそも何に使えるカードなの?」「QUOカード・QUOカードPayは何が違うの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
QUOカード・QUOカードPayは全国共通で買い物に利用できるプリペイドカード・ギフトカード、それぞれ使い方や使い道に違いがあります。
本記事ではQUOカード・QUOカードPayについて基礎知識から意外と知らない注意点まで詳しく解説するのでぜひ最後までご覧ください。
目次
1 QUOカード・QUOカードPayとは
QUOカードは全国共通プリペイドカード・ギフトカードで、QUOカードPayはそのデジタル版です。
それぞれ本章で詳しく解説します。
1-1 QUOカード
QUOカードは株式会社クオカードが提供する使い切り型の全国共通プリペイドカード・ギフトカードです。
プリペイドカードは前払いを意味する「prepaid」の通り、事前に一定の金額を支払ってカードを購入し、使用します。
1枚のカードで繰り返しチャージできるチャージ型とチャージ機能がなく、使い切ったら新しいものを購入する「使い切り型」があります。
QUOカードは「使い切り型」で、図書カードなども同じく使い切り型に含まれます。
1987年に誕生してから、現在にいたるまで約10億枚が発行されてきた歴史のあるカードです。
絵柄やメッセージを自由にカスタマイズできることから、お祝いや贈り物の品として採用されることも多々あります。
1-2 QUOカードPay(クオペイ)
QUOカードPayはQUOカードのデジタル版に位置付けられる、デジタルギフトカードです。
スマホの画面を見せて、QRコードを読み取るだけで決済が完了するコード決済サービスの一種でもあります。
QRコードやバーコードを使用して行う、現金を使わない決済方法です。
QRコード決済は、スマートフォンのカメラ機能を利用して、店舗が提示するQRコードを読み取ることでも支払いが行えます。
URLを送るだけで相手が利用できるため、プレゼントとして簡単に贈ることのできる手軽さが魅力です。
2019年に始まったばかりの新しいサービスですが、利用可能店舗を続々と増やしています。
1-3 QUOカードとQUOカードPayに互換性はない
両サービスの概要を聞くと「併用したり、残高を移したりできそう」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ですが、QUOカードとQUOカードPayに互換性はありません。
完全に独立した別のサービスであり、併用や残高の移行はできないことを把握しておきましょう。
2 QUOカードとQUOカードPayの違い
名称が似ていることもあって混同しやすいQUOカードとQUOカードPay。
両者の違いは大きく分けて以下の4つです。
- タイプの違い
- 使える店舗の違い
- 有効期限の違い
- 残高確認方法の違い
両サービスの違いについて本章読めば、全て把握できます。
2-1 違いと独自の特徴について
QUOカードとQUOカードPayは混同されやすいのですが、全く別のサービスです。
そのため、両者にはさまざま違いや独自の特徴があります。
主な違いや特徴をまとめたのが以下の表です。
タイプ | 使える店舗 | 有効期限 | 残高確認 | |
---|---|---|---|---|
QUOカード | 磁気式/現物あり | 約6万店舗 | なし | 利用時のレシート |
QUOカードPay | デジタル式/現物なし | 非公開 | あり/3年 | コードのURL先やアプリ |
各項目について以下の節で詳しく解説していきます。
2-2 タイプの違い
最もわかりやすい違いがQUOカードが物理カードタイプあるのに対して、QUOカードPayは現物を有していないデジタルタイプであることです。
QUOカードはプラスチック製で85mm×57mmと名刺に似たサイズのカード、実際に店舗でカードを渡して使用します。
一方、QUOカードPayはデジタル版なのでスマートフォン上に表示されるコードで支払いが可能です。
そのため、QUOカードは現物を持ち歩く必要があり、QUOカードPayはスマートフォンが必要なことを把握しておきましょう。
2-3 使える店舗の違い
QUOカードとQUOカードPayは使用できる店舗が異なります。
「前、QUOカードが使えたからQUOカードPayも使える」というわけではないので注意が必要です。
また、QUOカードは約6万店舗で使えるのに対して、QUOカードPayは使える店舗の数が少ないと言われています。(QUOカードPayの加盟店数は非公開)
例えば大手コンビニチェーンのファミリーマートはQUOカードが使えますが、QUOカードPayは使えないなどが少ないと言われる理由です。
ですが、筆者は加盟店数が逆転している可能性があると考えています。
というのも、飲食店やドラッグストアではQUOカードPayのみ使える店舗が増えてきているからです。
\使える店舗について詳しく/
2-4 有効期限の違い
QUOカードには有効期限がありません。
受け取った後はいつでも使用できて、古いものでも問題なく利用可能です。
一方、QUOカードPayには発行日を含む3年の有効期限があります。
3年を経過すると使用できなくなることに注意が必要です。
2-5 残高確認方法の違い
QUOカードはカードを利用した後にレシートを確認することで残高を把握できます。
加えて、カードの左下にある目盛りに使用するたび、開く穴でおおまかな残高の把握も可能です。
一方、QUOカードPayでは専用のQUOカードPayアプリとブラウザ上で確認できます。
QUOカードPayアプリを起動したホーム画面に残高が表示されます。
QUOカードPayのURLをタップしブラウザを起動すると、残高が表示されます。
3 QUOカードとQUOカードPayの使い方
本章ではQUOカードとQUOカードPayの使い方を解説します。
方法が1つでシンプルなQUOカードに対して、QUOカードPayのは2つ方法があるのが特徴的です。
どちらも使いこなせるように把握しておきましょう。
3-1 QUOカードの使い方
QUOカードの使い方は至ってシンプルです。
欲しい商品を持ってレジに向かい、QUOカードを出すだけで終わります。
ほとんど現金に近い感覚で使えるので、初めて使う場合でも戸惑うことはありません。
3-2 【URL】QUOカードPayの使い方①
QUOカードPayの使い方は2つありますが、より簡単なのがこのURLを使う方法です。
届いたリンクをタップしてバーコードを見せるだけで完結します。
できるだけ手っ取り早く会計を終えたい方におすすめの使い方です。
(※クリックで画像表示)
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3-3 【アプリ】QuoカードPayの使い方②
QuoカードPayアプリを使う方法ではURLの方法と比較すると、アプリをインストールして設定する必要があるため少し手間がかかります。
ですが、アプリをインストールすると複数のQUOカードPay残高を合算することが可能です。
例えば500円分のQUOカードPayと1000円分のQUOカードPayを持っている場合、通常はバラバラに使う必要がありますが、アプリを使用すれば1500円分のQUOカードPayとしてまとめることができます。
今後もQUOカードPayを使う可能性がある方や、現時点で複数枚のQUOカードPayを持っている方はアプリの使用をおすすめします。
使用履歴の確認ができたり、有効期限のリマインド機能があるのも嬉しいポイントです。
(※クリックで画像表示)
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4 【買えるもの・買えないもの】QUOカード・QUOカードPayの使い道
本章ではQUOカードとQUOカードPayの使い道を解説します。
それぞれ異なる買えるものと意外にも買えないものがあるので、把握して自分に合った使い道を見つけましょう。
4-1 QUOカードの使い道
QUOカードは大手三大コンビニでの買い物に対応しており、食品や日用品はもちろんことホテルでの宿泊など意外な場所でも利用できます。
\ホテルでの利用について/
QUOカードPayでは対応していないカー用品をカバーしているのも特徴的です。
コンビニエンスストア | ドラッグストア | 飲食店 | カー用品・ガソリンスタンド | 書店 | ホテル |
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一方で以下の商品は公式サイトにてQUOカードでは買えないものとして明記されています。
これらの代金のお支払いにはご利用いただけませんのでご注意ください。
- 公共料金、通信販売等収納代行サービス
- プリペイドカード
- 切手、はがき、印紙
- タバコ
- チケット類
- 調剤(処方箋)
- その他当社、又は取扱店が指定した商品など
タバコは購入できないと記載されていますが、電子タバコの本体(リキッドは不可)であれば購入可能です。
電子タバコの本体はタバコではなく「喫煙具」とみなされるので、IQOS等は購入することができます。
4-2 QUOカードPayの使い道
QUOカードPayはファミリーマートで使用できないものの、多くのコンビニでは利用できます。
また、それを補って余りあるほど多くの飲食店で利用できるのが嬉しいポイントです。
QUOカードでは、一部のファミリーレストランやカフェでしか利用できなかったのに対して幅広いジャンルの飲食店を網羅しています。
加えてファッション系のお店でも利用できるのも、QUOカードにはない利点です。
\ユニクロでの利用について/
コンビニエンスストア | ドラッグストア | 飲食店 | スーパー | 書店 | ホテル |
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一方で買えないものとしては以下のものが挙げられています。
当社では以下に該当するものを除外品として定めさせていただいております。
- 公序良俗に反するもの
- 条約/法令等の定めに違反またはその恐れのあるもの
- 著作権、商標権等の知的財産権その他の権利を侵害またはその恐れのあるもの
- 上記以外当社が不適当と判断するもの
その他、加盟店によっては以下一部商品/サービスを
購入除外品として定められております。
- 公共料金、各種税金、amazon等通信販売のコンビニ店頭支払い等収納代行サービス
- QUOカードを含むプリペイドカード、posaカード、商品券類
- 切手、印紙
- その他取扱店が指定した商品など。
(例 paypay等電子マネーのチャージ)
品目として挙げられているものはQUOカードと大きく変わりませんが、タバコの記載がありません。
QUOカードでは購入できないタバコですが、QUOカードPayであれば購入することができます。
5 【チャージして使えない!】QUOカードPayの注意点
本章ではQUOカードPay(クオペイ)の注意点について解説していきます。
デジタル化され、便利さが増したQUOカードPayですが、複雑にもなっているため注意すべき点がいくつかあります。
予め注意点を把握して、スムーズにQUOカードPayを使いこなしましょう。
5-1 チャージ機能がない
QUOカードPayにはチャージ機能がありません。
QUOカードPayはコード決済なのでPayPayなどと同じく「残高が足りなくなったらチャージできる」と思われがちです。
ですが、あくまでギフトカードなので誰かから貰うことが前提となっており、銀行口座やクレジットカードと紐づけてチャージする機能は搭載されていないのです。
チャージができないと残高が足りない場合にどうするか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はQUOカードPayは現金と併用して支払うことができます。
代金からQUOカードPay分を引いた金額を現金で支払えば、会計を済ませることが可能です。
5-2 ポイントが貯まらない
QUOカードPayを使用してもポイントは貯まりません。
PayPayなどその他のコード決済では使えば使うほどポイントが貯まっていくため、QUOカードPayも同様の仕様だと考える方が多いようです。
若干損をしている気がしますが、その他のコード決済のような面倒な登録がない点と引き換えになっているとも言えます。
5-3 URLの再発行ができない
QUOカードPayを受け取る際は相手から送られてくるURLを開く必要があります。
そのURLを誤って消去してしまうと再発行することができません。
せっかく貰ったQuoカードPayが使えないまま消えてしまうことになります。
最も手軽なのはURLを開いたらブックマークしてしまうことです。
いつでもアクセスできるため、URLを万が一紛失しても問題ありません。
また、QuoカードPayアプリを使用することでアプリ内に残高を保存できるため紛失するリスクを回避できます。
5-4 3種類のタイプがある
QUOカードPayには3つのタイプがあり、使用できる店舗がタイプによって限られている場合があります。
誰かから貰ったQUOカードPayは共通タイプに当てはまります。
使用できる店舗に制限がなく、加盟店であればどこでも使用可能です。
ただ、ポイント交換や配布で入手したものであれば共通タイプであっても有効期限が3年以下になっている場合があるので注意しましょう。
イベントや配布の際に貰えるタイプで、有効期限が短く設定されている場合があります。
加盟店専用タイプには「○○(店舗名) 専用」と書かれていて、対象の店舗以外では使用できません。
こちらは加盟店専用タイプと比較して多少縛りが緩いタイプ。
「○○(業態) 専用」と書かれていています。
ドラッグストア専用であれば、スギ薬局やココカラファインといったドラッグストアのみで使用可能です。
5-5 ガラケーやタブレットでは使えない
QuoカードPayはスマートフォンでの利用が前提となっており、ガラケーやタブレットでは使用できません。
フィーチャーフォンやタブレット、ガラホ携帯は、QUOカードPayの動作を保証いたしておりません。
恐れ入りますが、スマートフォンでのご利用をお願いします。
タブレットであれば、一応アプリをダウンロードすることはできるものの、動作の保証はされていません。
スマートフォンでの使用が基本であることは把握しておきましょう。
5-6 ネット決済に使えない
QUOカードPayはネット決済には使えません。
QUOカードは現物が必要になる特徴があるため、ネットで使えないのはイメージしやすいかと思います。
コード決済サービスのため、ネット決済に使えると思い込みがちなのがQUOカードPay。
実店舗での決済にしか使えないことに注意が必要です。
6 【データが破損!】QUOカードの注意点
QuoカードPayと比べてシンプルに扱えるのが魅力のQUOカードですが、注意点がいくつかあります。
万が一の場合には壊れてしまうこともあるので、事前に注意点を知って問題なく扱えるようにしておきましょう。
6-1 磁気データが壊れることがある
QUOカードのデータは磁気で管理されているため、異常があるとデータが壊れることがあります。
磁石などを近づけると不良の原因となることがあるので注意が必要です。
手帳型スマートフォンケースの金具やハンドバックのバックル部分にも磁力があるため近づけないようにしましょう。
冷蔵庫などに磁石やマグネットシートで留めておくのも壊れやすくなるので注意が必要です。
磁力以外にも折り曲げたり、切ったりすることでも壊れてしまいます。
丁寧に扱うことを心がけましょう。
6-2 正規店以外での購入は保証対象外
QUOカードが何らかの不良で使えない場合には問い合わせると対応してもらえます。
しかし、正規店以外でQUOカードを購入していた場合、保証の対象外となってしまうので気を付けましょう。
公式サイトでも以下のような注意喚起がされています。
QUOカードのロゴを不正に表示したり、外観を類似させたカードがごく少数ではありますが確認されております。これらの不正なカードは、裏面に発行元として当社名の記載がなく、裏面の記載内容もQUOカードとは全く異なるもので、QUOカード加盟店でご利用いただくことはできません。
このような不正なカードの利用により生じたトラブルについては、一切の責任は負いかねますので、十分にご注意ください。
6-3 複数のカードをひとまとめにはできない
「QUOカードを複数持っていて、残高を1つにまとめたい!」と思っても、ひとまとめにはできません。
会計時に複数枚渡して使用することはできますが、1枚のカードに全ての残高を集める機能は搭載されていないので注意しておきましょう。
ちなみに一度の会計で最大50枚までまとめて使うことができます。
また、1つのQUOカード残高を複数に分けることもできません。
7 QUOカード・QUOカードPayについてよくある質問
最後にネット上で多く見かけたQUOカード・QUOカードPayについての質問に回答していきます。
意外と気になる内容のものもあるので、ぜひ参考にしてください。
7-1 QUOカードPayを使うのに手数料はかかりますか?
使う際に手数料はかかりません。
しかし、QUOカードPayを渡す側が発行する際には手数料がかかります。
発行手数料は「購入金額×個数の6%(税別)」で銀行振り込みの場合は振り込み手数料もかかってきます。
額面50円を100個発行する場合
額面 / 50円×100=5,000円
手数料 / 5,000円×6%×110(税分)=手数料330円
7-2 QUOカードが読み取れないのはなぜですか?
QUOカードの磁気データが損傷している可能性があります。
強い磁力を与える、もしくは強い衝撃を与えると読み取れないことも。
液体や油分が付いていると正確に読み取れないこともあるので、軽く拭きあげて再度試してみましょう。
7-3 QUOカードPayの残高が消えたのはなぜですか?
通信エラーで一時的に残高が表示されていないことがあります。
また、スマートフォンの機種を変更している場合、移行が上手くできていないことも。
引き継いだメールアドレスが正確なものでない可能性があるので、大文字小文字の間違いがないか確認してみましょう。
7-4 QUOカードを使うとお釣りは出ますか?
QUOカードを使ってもお釣りはでません。
残高よりも、支払い金額が安い場合はそのままQUOカードに残高が残り、次回以降の支払いに使用できます。
まとめ
ここまでQUOカードとQuoカードPayについて基本的な知識から、細かい注意点などをお話してきました。
それぞれ異なる用途で使用できて、加盟店を続々増えてきています。
使い方や注意点を抑えて、便利なQUOカードとQUOカードPayを一層使いこなしましょう!
ここまでお読みいただきありがとうございました。